病気の話

2019年度の熱中症

5月半ばから早くも熱中症が続発しています。昨年は熊谷市で気温41.1度を記録し、県内の熱中症搬送者が過去最高となるなど、「災害並みの暑さ」でした。昨年は職場での熱中症による死者も倍増したとの報告です。今年も猛暑の夏になりそうです。松戸市の小学校では今年の試みとして1校だけですが、運動会を午前中のみとして家族とお弁当を食べるのをやめて給食を出して終了とする方法をとりました。運動会というと子供の活躍を見るだけでなく、お弁当を広げる楽しみもあったのが、あっけなく半日で終わってしまうことでは寂しい限りです。しかし熱中症などの事故が起こってからでは遅いので、熱中症がこれ程騒がれる中では仕方ないところでしょうか。救命救急の専門家から熱中症処置のKey WordはFIREと教わりました。FはFluid水分補給、IはIcing冷却、RはRest安静、EはEmergency119番通報とのことです。最期の文字のEまで行かないように、最初の3文字の処置ですむように日頃からご注意下さい。