病気の話

西城秀樹さんと動脈硬化と血管エコー

先日に「ヤングマン」の歌で有名な西城秀樹さんが亡くなりました。世界的に有名なノーベル賞をとった湯川秀樹、日本のお茶の間で有名な西城秀樹、それを追うように秀樹の名前をもらった赤松院長も医学の世界で懸命に頑張ってきました。まだ60歳台の西城さんが2度の脳梗塞を克服しながら最後は急性心不全で亡くなったのは残念です。年齢は少々上ですが近い世代と考えながら、その姿を見てきた者としてはショックです。スターでステージの仕事が忙しく過労気味で、若い頃と違って体重も増えてタバコも吸って動脈硬化の進行がかなりの程度あったものと考えられます。動脈硬化の度合いはからだの奥を流れる大動脈だけでなく、からだの表面を流れる血管でも確認できます。コレステロールが高かったり糖尿病・高血圧の方では全身の動脈硬化が進みますので、それを頸動脈エコーで判断します。お腹のエコーと違って食止めや内服薬の中断も必要ありませんので、ご自分の血管年齢を知りたい方はご相談下さい。