病気の話
- トップページ
- 病気の話
あおばにおける認知症治療について
認知症の方が増えています。ただし軽い物忘れから徘徊(時間・場所関係なくうろつき回る行動)などの重度のものまで同じ認知症という言葉でひとくくりにされて、認知症は早期発見早期治療が必要とまで騒がれている現状です。年をとれば誰でも物忘れしますし、そんな軽い物忘れを認知症と診断して薬を出していたらお年寄り全員に投薬することになり、製薬会社の思うつぼになってしまいます。認知症は治療するにしてもそこそこに行うことで良い、あるいは家族や地域の方々に大いに関与してもらうことで薬も使わないで病気の進行を遅らせることができると考えています。もちろん重度の認知症になってしまったの方は薬も使いながら診察をこまめに行い、デイサービスやショートステイを利用して訪問看護にも入ってもらい、多くの方が患者さんと関わるようにしています。軽い認知症でも、ご本人・ご家族が心配される場合はまずご相談下さい。上記のことを踏まえながら最適な方針を一緒に考えていきます。