病気の話
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ゴールデンウィーク考
また今年もゴールデンウィーク(GW)の季節がやってきました。以前は泊りがけで出かけて、あまりの大混雑にもうこりごりと思ったこともありましたが、クリニックを開いてからは休日診療をするという理由もあるため「自宅でのんびり派」として過ごしています。
先日の朝日新聞にGWで「出かける予定である」人は3割未満、お出かけ先のトップも「日帰りレジャー」というアンケート結果がのっていました。逆に「出かける予定がない」人は4割を超え、出かけない理由として「混雑」「旅費の高さ」をあげていました。
せっかくの休みをとって出かけているのに、大渋滞の高速道や満杯の新幹線などの様子を見るたびに、事故がおきたら大惨事だな、疲れで倒れる人もいるだろうなと心配になってしまいます。
事故や病気になってしまっては何のための休みかわからなくなってしまいます。休暇をとることは人体の生理学的には重要ですが、全国いっせいに休暇になるGWは廃止して、同じ日数分の休みを分散させようという考え方も出てきています。
国が新たな方向性を打ち出すまでは、GWは「日頃できないことをじっくり行う」週間にしています。
GW中は例年必ず雨が降り、特に今年は列島全体を巻き込んだ大雨になりニュースを騒がせましたが、「自宅でのんびり派」にとっては臨機応変に対応できるものであっただろうと考えます。
新入の学生や社会人が突然の無気力に陥る「五月病」もGW明けからおこるため、GWを含めて今後の休暇のとり方について意識変革が必要なようです。